武家の苗字
ぶけのみょうじ
カテゴリ: 歴史
鎌倉時代以降の武士階級が名乗った苗字で、多くは本拠地の地名に由来する。足利 / 新田 / 北条 / 武田 / 上杉 / 毛利 / 島津などは、領地の地名をそのまま苗字とした例である。武家の苗字は家格と領地を示す政治的シンボルであり、公の場で苗字を名乗ることは武士など一部の身分に限られた特権であった。庶民も私的には苗字を持っていたが、公称は原則として許されなかった。姓名判断の観点からは、武家の苗字は数百年にわたり同一の画数が家系に継承されてきたため、天格の運勢が一族の盛衰と相関するかを検証する歴史的データとなりうる。たとえば徳川氏は江戸幕府のもとで二百六十年余りにわたり同じ苗字を継承しており、苗字と家系の連続性を考える素材となる。