公家の苗字

くげのみょうじ

カテゴリ: 歴史

平安時代以降の朝廷貴族が名乗った苗字で、邸宅の所在地や通りの名前に由来するものが多い。近衛・九条・二条・一条・鷹司の五摂家をはじめ、三条・西園寺・徳大寺・花山院など、京都の地名を冠した苗字が特徴的である。公家の苗字は藤原氏の分流が家ごとに独自の苗字を名乗ったことで成立し、同じ藤原姓でも家格の違いを苗字で区別した。姓名判断では公家の苗字は画数が多い傾向にあり (漢字が複雑)、天格が大きな数値になりやすい。公家文化における名前の美意識は、漢字の字面の美しさや音の雅さを重視する点で、現代の姓名判断における字義・音韻判断の源流と位置づけられる。

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