ひらがな名前の姓名判断 - 画数の数え方と運勢

ひらがな名前が選ばれる理由

ひらがなの名前は、日本語の文体系の中で最も柔らかく優しい印象を与えます。「さくら」「ひなた」「あおい」「こはる」など、ひらがな表記の名前は視覚的な柔和さと、読み間違いがないという実用的なメリットを兼ね備えています。漢字の名前では初対面で読み方を間違えられるリスクがありますが、ひらがなならその心配は皆無です。

ひらがな名前を選ぶ理由は多様です。漢字では表現しきれない音の美しさを優先したい場合、特定の漢字に縛られず自由な印象を持たせたい場合、あるいは画数の良い漢字が見つからないため代替としてひらがなを選ぶ場合もあります。しかし、名判断の観点からは「ひらがなには画数がないのでは?」という疑問が生じます。実際にはひらがなにも画数が存在し、姓名判断の対象として正当に扱われます。ただし、その計算方法には複数の方式があり、流派によって結果が異なる点に注意が必要です。

ひらがなの画数計算方式

ひらがなの画数を数える方式は、大きく分けて三つあります。第一は「字画数方式」で、ひらがなを実際に書く際の筆画数をそのまま数える方法です。例えば「あ」は 3 画、「い」は 2 画、「う」は 2 画として計算します。この方式は最も直感的で、現代の多くの姓名判断サイトやアプリが採用しています。

第二は「元字方式」で、ひらがなの元になった漢字(字母)の画数を使う方法です。「あ」の字母は「安」(6 画)、「い」の字母は「以」(5 画)、「う」の字母は「宇」(6 画)として計算します。この方式は伝統的な流派で採用されることがあり、字画数方式とは大きく異なる結果になります。第三は「音韻数方式」で、五十音の配列に基づいて数値を割り当てる方法です。「あ」=1、「い」=2、「う」=3 のように、音の順番で画数を決定します。使用する流派がどの方式を採用しているか、必ず事前に確認してください。

字画数方式による各文字の画数

最も一般的な字画数方式における、名付けでよく使われるひらがなの画数を一覧で示します。

  • あ行:あ(3) い(2) う(2) え(2) お(3)
  • か行:か(3) き(4) く(1) け(3) こ(2)
  • さ行:さ(3) し(1) す(2) せ(3) そ(1)
  • た行:た(4) ち(2) つ(1) て(1) と(2)
  • な行:な(4) に(3) ぬ(2) ね(2) の(1)
  • は行:は(3) ひ(1) ふ(4) へ(1) ほ(4)
  • ま行:ま(3) み(2) む(3) め(2) も(3)
  • や行:や(3) ゆ(2) よ(2)
  • ら行:ら(2) り(2) る(1) れ(1) ろ(1)
  • わ行:わ(2) を(3) ん(1)

この画数表を使えば、ひらがな名前の地格を計算できます。例えば「さくら」は さ(3)+く(1)+ら(2)=地格 6 画となります。

ひらがな名前の五行判定

ひらがな名前の五行は、漢字名と同様に画数の末尾の数字で判定します。末尾が 1・2 なら「」、3・4 なら「」、5・6 なら「」、7・8 なら「」、9・0 なら「」です。例えば「さくら」の地格が 6 画であれば、五行は「土」に属します。

ひらがな名前の三才配置を考える際、地格の五行が天格人格との相生関係になるかどうかを確認します。姓が漢字で名前がひらがなという組み合わせは一般的ですが、この場合でも計算方法は同じです。天格は姓の漢字の画数合計、人格は姓の末字の画数+名の頭文字の画数(ひらがなの画数)で算出します。ひらがなは一文字あたりの画数が少ない(1〜4 画)ため、人格が小さくなりやすい傾向があります。人格が極端に小さい数(4 以下)になる場合は、三文字以上のひらがな名前にして地格を増やすか、漢字との混合を検討する方が良いでしょう。

ひらがな名前の選び方と注意点

ひらがな名前を姓名判断の観点から選ぶ際の実践的なアドバイスをまとめます。まず、使用する流派の画数方式を確定させることが最優先です。字画数方式と元字方式では結果が大きく異なるため、途中で方式を変えると混乱します。一つの方式に統一して判断してください。

次に、ひらがな名前は画数が少なくなりがちなため、姓の画数が多い家庭(総画数 20 画以上)との相性が良い傾向があります。逆に、姓の画数が少ない家庭では総格が小さくなりすぎ、吉数に届かないケースがあります。その場合は三文字以上のひらがな名前にするか、漢字名を検討する方が画数的に有利です。また、ひらがな名前は将来的に漢字を当てて通称として使うことも可能です。戸籍上はひらがなのまま、ビジネスネームとして漢字表記を使う人もいます。この柔軟性もひらがな名前の隠れたメリットと言えるでしょう。

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