名乗り
なのり
カテゴリ: 命名
漢字を人名に用いる際の特殊な読み方で、常用漢字表や漢和辞典には載っていない人名固有の訓読みを指す。たとえば「大」を「ひろ」「まさ」「たけし」と読む、「美」を「よし」「はる」と読むなどが名乗り読みの例である。名乗りは平安時代以降の武家社会で発達し、同じ漢字でも多様な読み方が生まれた。姓名判断では画数は漢字の字形で決まるため、名乗り読みの違いは画数計算に影響しない。しかし音の響き (音韻) を重視する流派では、同じ漢字でも名乗りの違いにより音韻判断が変わるため、読み方の選択も鑑定の対象となる。名乗りの豊富さは日本語の命名における自由度の高さを示している。